インコの爪切り、どうしていますか?
伸びているのは気になるけど、自分で切るのはなんか怖いし・・・
ペットショップや動物病院に頼むとお金もかかるし・・・(大体1回500~800円程のようです)
そこで、この記事ではインコの爪切りを行うタイミングや用意するもの、注意すべきポイントなどをお伝えします。
1.爪切りのタイミング
当たり前ですが、自然の鳥は爪を切らず生活しています。人間と一緒に生活している鳥は野生との生活環境の違いによって爪が伸びやすくなるようです。爪が伸びたままだと、絨毯やカーペット、洋服に引っかかってしまう場合があり、最悪爪が折れてしまうなんて可能性も。また、飼い主側も爪の伸びたインコを手の上や頭の上に乗せていると痛みを感じることがあります。爪を切るタイミングは、これらの様子が見られた場合や、飼い主さんが気になったときです。
・絨毯やカーペットに引っかかる
・洋服に引っかかる
・飼い主が痛いと感じる
・爪が長く伸びて変形している
2.インコが暴れない持ち方
小型インコの場合
爪を切るとき、インコの体が動かないように持ちます。中途半端な持ち方をすると、爪切りの途中でインコが暴れてしまいます。思わぬケガをさせてしまわないようにインコの正しい持ち方を習得しましょう。小型インコの場合、片手でインコの体を包み込むにようにします。人差し指と中指で首部分をはさむと安定します。この方法はあくまで一例なので自分のやりやすい方法で持つのが大切です。
大型インコの場合
大型インコの場合は、片手で持つのが難しいと思います。そんな時は、ハンドタオルでインコの体を包んで持ちます。大人しい性格だったら、止まり木に止まったままの状態で爪切りをするのもひとつの方法です。爪切りの最中にインコが急に動いてしまうかもしれません。くれぐれも注意してください。
3.爪切りの道具
インコの爪切りをするときに、必要な道具があります。ペット用の爪切りもありますが、人間用の爪切りで問題ありません。普段から使い慣れている爪切りのほうが切りやすいですからね。インコが出血してしまったときに備えて、市販のペット用止血剤を用意しておくと尚良いです。またインコの体を持つときに必要であればハンドタオルやハンカチなども、あらかじめ用意しておきます。
4.実際に爪を切ってみましょう
インコが暴れない持ち方ができ、爪切りの道具を用意したら爪切りをします。小型ならひとりでも出来ますが、2人で爪切りをすれば、ひとりがインコを持ち、もうひとりが爪を切るのに集中できます。特に大型のインコは2人で爪を切った方がより安心です。爪を切るときには、足首ではなく、1本ずつ指を持ちます。足首を持ったままだと、インコが暴れたときに爪切りで傷つけてしまうかもしれません。
指をなかなか開けてくれないときには、インコの指の間に自分の指を入れます。切りたい爪のある指を持ったら、先端から少しずつ切っていきます。一度に伸びている爪を切るのは危険です。爪の内部には血管が通っている部分があり、血管を切らないように気をつけてください。切ったら、その都度、断端を確認します。特に黒い爪の場合は血管が分かりにくいため、断端を指で触ってみて、出血していないか確認しながら爪を切ります。
5.こんなインコは爪が伸びやすい
自然の中で生活をしているインコは、木に止まったり木を渡り歩いたりするうちに、爪の先がすり減ります。爪が伸びすぎる心配はありません。人間と生活している場合、爪が伸びてしまう原因はいくつか考えられます。例えば、平らでやわらかい所に止まっていたり、歩いていたりすると、爪先はなかなかすり減りません。
肝臓の病気がある場合も爪は伸びやすくなると言われています。爪が伸びやすいかなと感じたら、インコの環境や栄養バランスなどを見直してください。
・部屋に出ている時間が長い
・プラスチック製のエサ箱の平らな部分に止まっていることが多い
・プラスチック製のブランコを使っている
・ケージの床に降りていることが多い
・好きなエサしか与えていない
6.まとめ
いかがでしたでしょうか。慣れるまでは中々難しいと思います。何回か爪切りを行うと、インコ自体も徐々に慣れて大人しくなったりしますので、何度もトライしてみてくださいね。