セキセイインコの餌について解説

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インコの餌

餌は生きていくための重要なエネルギー源。
セキセイインコ達の日々の活動のもとになるものであり、体を作るものでもあります。日本国内で飼育されているセキセイインコの多くは、ヒエ、アワ、キビ、カナリーシード等の穀物の種子を中心とした混合餌か、必要な栄養素がすべて入った総合栄養食であるペレットを食べて暮らしています。セキセイインコの飼育にあたっては、食性を理解して、性質にあった餌を与えなくてはなりません。本記事では、セキセイインコの餌であるシードとペレットの特徴を分かりやすく解説したいと思います。

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シードについて

シードの魅力

ヒエ、アワ、キビ、カナリーシード等の種子は、セキセイインコの遠い祖先から何万年にもわたって食べられてきたものであり、それを食べることはごく自然なことです。誰に教わらなくても殻をむいて飲み込むことができます。種子はそれぞれ違った味をしていて、インコたちは味の違いや食感の違いも味わっているものと考えらています。

餌を食べることは、インコたちにとってもやはり楽しみなことの一つなのです。ペレットに対して、シードが優れているのは味のバリエーションが広いこと。味と見た目で生活を豊かにします。種子の種類や、種子中の栄養成分の微妙な変化が味の違いをつくるため、日々飽きることなく食べることが出来るのです。

シードの問題点

・シードだけでは必要な栄養をすべて摂ることが出来ないのが一番の問題です。
特にシードのみを餌としているインコはタンパク質不足になりがちです。タンパク質不足に陥ると、発育不全になります。例えば、くちばしの形成阻害、羽毛疾患や毛引きの原因、産卵停止、免疫力の低下などです。

・またシードには高脂肪の種子があります。
代表的な高脂肪の種子は、ヒマワリの種、麻の実、松の実、カボチャの種、ソバの実、ニガーシードなどです。ここに挙げた種子を餌として長期に渡って食べさせると、脂肪過多で肥満になります。人間と同様、肥満は万病のもとで肝臓疾患など寿命を縮める可能性のある病気を引き起こしかねません。中々体重が増えない痩せ気味のインコに対して、たまに餌として与えるくらいであれば問題ありませんが通常の餌として与えないようにしましょう。

・シードは保存方法についても気を付けなければなりません。常温で保存をしておくと虫がわく可能性があります。購入したらすぐにジップロック等に移して、冷凍庫で保存しましょう。シードの種は水分が飛んでいるので凍りませんのでご心配なく。

シードの種類

餌シード

皮つき混合シード

皮つきシードは、ビタミンなどが摂取でき、栄養価が高いのが特徴です。また、クチバシで皮をむいて食べる作業がインコは大好きで、ストレス解消にもなります。皮つきシードは食べたあとに皮が残るため、まだ餌があると飼い主が勘違いしやすいのが欠点。餌はこまめに交換しましょう。

皮むき混合シード

皮むきシードは、皮がむいてあるので、ケージの周囲が皮で汚れる心配がありません。ただし、栄養価は皮つきシードより劣るので、皮むきシードをあげるなら、かならず副食としてボレー粉や青菜などを与えてください。

ペレットについて

ペレットの魅力

ペレットは、インコに必要な栄養素のすべてが入った総合栄養食です。シードだけでは不足するミネラルやビタミン、必須アミノ酸や必須脂肪酸を含んだ完全食品になっていて、一種類のペレットだけで生活をすることができます。またシードに比べ、胃腸に優しく消化能力が落ちているインコに最適な餌です。

ペレットの問題点

・シードに比べ、味が単調なので食いつきが悪いです。 そのため全く食べないインコも。
・ペレットは製造の歴史が浅く、長期に渡り餌として食べた際の影響が不明です。
・商品は外国産が圧倒的に普及しており、材料や配合比率がよく分からない製品もあります。
・鳥種ごとの成分調整が不足している可能性があります。

ペレットの形状のバリエーション

ペレットには、大粒のものから小粒、粉末のものまで様々なバリエーションがあります。一定の大きさに作られた固形のものは食べないけれど、粉末になると食べるというインコがいたかと思えば、逆に大粒のものを細かく砕きながら食べるのが好きで、小粒には興味を示さないインコがいたりなど、かなり好き嫌いが分かれるところです。

インコは見た目や味、食感にもうるさく、ある会社のペレットは食べても、同じような形状なのにその他の会社のペレットには見向きもしないなど、明確な嗜好を示します。そのため、サイズや形状が違う複数のラインナップから、インコに選んでもらうという事が大事です。ペットショップでは、小分けにされたお試しセットが100~200円程の値段で売っていたりすることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。

・大粒ペレット

大粒ペレット

・小粒ペレット

小粒ペレット

・フレーク状ペレット

ペレットフレーク

ペレットの代表的メーカー

下記にメジャーな会社のペレットをご紹介します。

・ラウディブッシュ
我が家のピーナツ君お気に入りです。フレーク状のものを与えていますが、食感が楽しいのかポリポリといわせながら食べています。そして何のルーティンなのか分かりませんが、ラウディブッシュペレットを2,3個食べてから、シードを本食いします。謎の習慣です。
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ラウディブッシュ

・イースター(国内メーカー)
安心の国内メーカーのペレットです。非常に小粒なのでシードに混ぜても気付かれにくいです。食べやすいようですしね。内容は高いアミノ酸・ビタミン・ミネラルがバランス良く補完できる高栄養になっています。高栄養が必要なヒナや元気が無いインコに与えてみてください。
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イースター

・ケイティ
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ケイティ

・ズープリーム
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ズープリーム

シードからペレットへの切り替え方法

シードからペレットに切り替えをしたいと飼い主が考え、どのような策を取ろうとも、すべてのインコがペレットを食べられるようになるというわけではないことをご理解ください。ペレットを餌として認め、食べる・食べないの判断はそのインコに委ねられるのです。

1.幼い頃からペレットに触れさせる

その前提をご理解頂いた上で、ペレットを食べさせるための第一歩としては、幼い頃からペレットに触れさせるという事です。インコも人間と同じで、歳をとればとるほど好みがはっきりとし、考えや行動が固まるものです。逆に幼いころは、色々な側面で柔軟なのです。

最初から餌はペレットと決めているのであれば、挿し餌から大人の餌の切り換え時にシードを与えずペレットを与えてみてください。そうすることで、これは自分の餌だと認識してくれるインコもいます。ヒナの餌として与えられることが多いパウダーフードは、成分的にペレットが近いこともありますので、パウダーフードで育った子は切り替えが比較的スムーズにいくかもしれません。

シードについては、インコの本能にインプットされているのか、幼い頃に食べなくても大人になってからでも十分に食べますのでご安心ください。なので、まず先に人工物であるペレットを口に馴染ませてあげる必要があるのです。

2.シードに砕いたペレットを混ぜる

長年、餌がシードであった場合、切り替えるのにシードを食べていたのと同じくらいの時間がかかるともいわれています。それくらいの根気が必要です。なので、ある日いきなりシードを打ち切り・ペレットのみとしてしまうと、全く食べなくなってしまうインコもいるのです。

切り替えにあたっては、シードに砕いたペレットを混ぜ、少しずつペレットの割合を増やしていきます。それでもシードだけ食べているようなら、朝はペレットだけ・夜はシードを入れてみましょう。ペレットを食べるようになったら、シードとペレットを別容器に分けてください。

3.シードに糖分を混ぜる

餌入れにペレットだけを入れ、ほんの少しだけ砂糖をまぶします。インコは糖分が大好きなので、この方法で食べはじめてくれる子もいます。当然、ペレットを食べるようになったら糖分はやめます。

4.手からあげてみる

よく慣れた手乗りインコの場合は、放鳥時などに手からおやつとしてペレットをあげてみましょう。餌入れに入っているものは食べなくても、徐々にペレットに慣らすことができます。

シードとペレットを併用するという考え方

餌としてシードとペレットを考えた時に、完全に二択でどちらかを選ぶのではなく「併用する」という選択肢もあることをご認識ください。

例えば、主食をシードにして7~8割、残りをペレットにするなどです。
(我が家のピーナツ君もこの割合です)

そうすることで基本的な栄養価をペレットで確保しつつ、違うものを食べる楽しみ、シードの皮を剥く楽しみも残してあげることができます。噛むという行為が人間の脳にさまざまな刺激を与えているように、インコにとってもクチバシを複雑に動かして皮を剥く行為を通して、インコの脳もさまざまなプラスの刺激を受けているのは確かです。

1日の餌の量の目安

1日に必要とする餌の量は、インコ側で大まかに把握しているようです。どのくらい食べたら今日を暮らせるのか、あとどれだけ食べたら明日までもつのか実感として分かっています。しかし、あればあるだけ食べてしまうインコがいる事も事実。餌の量の目安は把握しておきましょう。

1日に必要とする餌の量の目安は、体重の6~9%ほどです。

当然インコには個体差がありますし、加齢や身体状況によっても代謝は大きく異なるため体重測定を行いながら、その子に合ったベストな餌の量を見出していきましょう。

セキセイインコに与えてはいけないもの

チョコレート

チョコレートに含まれているテオブロミンやカフェインが中枢神経の障害や循環器の障害を起こします。食べた直後であれば、胃の洗浄をするなどの対応も出来ますが、特効薬は存在しないので、インコの命を守るためには、食べさせないようにすることが一番です。

アボカド

アボカドもよく食卓に上がる食品のひとつですが、、アボカドに含まれるペルシンもインコに循環器障害や呼吸器障害を起こします。

アルコール、タバコ

ビールのような泡の出るものには抵抗を感じて口をつけないインコでも、無色透明な日本酒や焼酎などをなめたり飲んだりしてしまうことがあります。酔っている時に放鳥などをして、誤って口に入らないようにしましょう。また、放置してあったタバコをかじってニコチン中毒を引き起こすケースもあります。気を付けましょう。

観葉植物

観葉植物の多くは、インコの体にとって有害です。
遊びのような軽い気持ちで葉や茎をかじってしまうインコもいます。
観葉植物をかじっても、嘔吐や口腔内の炎症にとどまって重症化することはまれですが、
最悪の場合には、呼吸困難などを引き起こすこともあるため、気を付けなければなりません。

金属

インコが口にしてしまうことが多いのが金属片、中でも鉛・亜鉛はよく飲み込んでしまい中毒を引き起こしています。アンティークの家具等のメッキなどに使われている亜鉛やスズ、カドミウムを含んだ塗料もインコにとっては危険です。そのような金属を含むメッキはなめると美味しく感じられることも多いようで、気に入って何度も同じものをなめたりします。そのような場合は、もの自体を移動させて接触させないようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
繰り返しになりますが、餌はインコが生きていくための重要なエネルギー源。
しっかり勉強をして、飼いインコにとって良い食生活を提供してあげてくださいね。
良いインコLIFEを!

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